2018/07/25記事の大幅な変更をしました。
ノビチョクを使用した殺害事件の時系列
事件その1(2018年3月4日)
2010年のスパイ交換で英国に移住したセルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏(66)と娘のユリア(Yulia Skripal)さん親子が、イングランド南西部ソールズベリー(Salisbury)の商業施設にあるベンチで意識を失っているところを発見された。
結局、二人はその後回復した。
たぶん、後遺症が残るんだろうね。
凄く綺麗な人だけど、元スパイってことだから寝技が得意なのかな?
【3月13日 AFP】(更新)英国で発生したロシア人の元二重スパイ殺害未遂事件について、テリーザ・メイ(Theresa May)首相は12日、ロシアが関与していた可能性が「非常に高い」との見解を表明した。
事件では4日、2010年のスパイ交換で英国に移住したセルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏(66)と娘のユリア(Yulia Skripal)さん親子が、イングランド南西部ソールズベリー(Salisbury)の商業施設にあるベンチで意識を失っているところを発見された。
メイ首相は議会で、英軍基地の専門家チームが事件で使用された毒物を分析した結果、ロシアが開発した軍用神経剤「ノビチョク(Novichok)」と特定されたことを明らかにし、「セルゲイとユリア・スクリパリに対する行為の責任はロシアにあった可能性が非常に高い」と表明。
事件その2(2018年6月30日)
英南部ウィルトシャー・エイムズベリーで6月30日に意識不明で発見された男女は、神経剤「ノビチョク」を浴びていた。
同じノビチョクかは断定されていない。今のところ二人の経歴にとくに変わったところはない。
ドーン・スタージェスさん(44)とチャーリー・ロウリーさん(45)は危篤状態。
その後、スタージェスさんは8日に死亡している。
神経剤が入っていたとされる小瓶は男性が拾ったもので、それを香水だと思い女性に渡していたことがわかった。
女性は瓶の中身を手首に吹き付けた後、15分もせずに異変を訴えたという。
拾ったものを安易につかうなよと思うけどね。
まさかノビチョクが入っているとは誰もおもわんけど。
イギリス怖すぎでしょ。
ロンドン警視庁は4日、英南部ウィルトシャー・エイムズベリーで6月30日に意識不明で発見された男女は、神経剤「ノビチョク」を浴びていたと発表した。今年3月に元ロシア情報将校と娘が近くのソールズベリーで浴びて重体となったのも、「ノビチョク」だった。
警察によると、ドーン・スタージェスさん(44)とチャーリー・ロウリーさん(45)は、エイムズベリーの家の中で意識不明で発見され、危篤状態にあるという。同じ症状の人はほかにいない。また2人が意図的に狙われたことをうかがわせる情報は、2人の「経歴に何もない」と警察は話している。
ロンドン警視庁のニール・バス警視監補は、2人に使われた神経剤が、元ロシア情報将校のセルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさんが今年3月に英南部ソールズベリーで浴びたものと一緒に作られたものかどうかは確認できていないと述べながら、その可能性は「明らかに捜査対象だ」と話した。
ノビチョク(Novichok)の情報
ノビチョクとは?
ソ連とロシアが1971~1993に開発した神経剤。第4世代化学兵器。
開発したロシアの科学者はVXガスと比べて5倍から8倍致死性があると主張している。
2013年に科学兵器禁止機関の科学諮問委員会はビチョクは特性に関する情報が不十分であると報告している。
ノビチョクの種類
5種類?
ノビチョク5(A-232)
ノビチョク7(A-234) 18年3月に使われた
A230
A242
A262
ノビチョクの運搬方法
粉末や液体
2種類の毒性のない物質を混ぜて作る「バイナリ兵器」ではないかと言われている。
※科学者ウラジミール・ウグレフは1994年の時点では「バイナリー兵器化」することは出来ていなかったと言っている。
ノビチョクの散布方法
砲弾、爆弾、ミサイル、噴霧装置
上記の装置を介して液体、エアゾル、ガスとして散布
ノビチョクの作り方
ノビチョクでググると関連語で、登場しますが、実際に作り方を検索する事はできません。たぶん・・・
みんな調べるんだねw
簡単に作成出来たら怖いよw
ノビチョク 解毒
ノビチョクの開発に関与した科学者ウラジミール・ウグレフは
ノビチョクには解毒剤がないいう。
そもそも神経剤(神経ガス)ってなに?
有機リンの一種で、神経伝達を阻害する作用を持つ科学物質の総称。
実際は脳の神経ではなく、筋肉の正常な動きを出来なくするコリンエステラーゼ阻害剤である。
化学兵器(毒ガス)としても認知されている。
国連からは大量破壊兵器としての指定を受けている。
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(AChEI)とは?
大きくは可逆性と非可逆性とに分かれる。
神経剤と言われる科学兵器は非可逆性の有機リン系物質である。
可逆性
有機リン系
- 殺虫剤等
カルバメート系
- 重症筋無力症の治療薬
- アルツハイマー型認知症治療薬
フェナントリン系
- 記憶障害の治療
- フェノチアジン系
- 抗精神薬、抗アレルギー薬
非可逆性
有機リン系
- シクロサリン
- サリン
- VXガス
- タブン
- ソマン
- ノビチョク?
アセチルコリン(ACh)とは?
自立神経節全繊維
副交感神経節後繊維
運動神経
中枢のコリン作動性神経系
といった神経の終末から放出され、神経刺激を伝達する神経伝達物質。
つまり、サリンやVXガス、ノビチョクなどの神経剤は上記の神経系を阻害する作用を持つ。
だから、呼吸器系がとまって死んじゃうんだね・・・怖いねw
神経剤(神経ガス)の症状
瞳孔の収縮、唾液過多、痙攣、尿失禁、便失禁
呼吸器の筋肉がマヒし窒息死する
神経剤(神経ガス)の体内への侵入経路
呼吸器系、皮膚など
神経剤(神経ガス)の取り扱い
防毒マスク、化学防護服が必要
ツイッター民の反応
サッカーW杯を3ヶ月後に控えたタイミングで、ロシアの犯行だと丸わかりの方法でロシアが暗殺する理由がよくわからない。➡︎ 『ロシアが開発した軍用神経剤「ノビチョク(Novichok)」と特定された』『行為の責任はロシアにあった可能性が非常に高い」と表明』 https://t.co/daZKESdzx6
— 中島淳一 (@postagbstarjp) 2018年3月12日
イギリスのメイ首相は今回の暗殺未遂に使われたのはノビチョクというロシアで開発されロシア軍が所有する化学兵器であると明言。専門家は厳重に管理されているであろうこの手の兵器が外部に流出することなあり得ないと。 #BBC
— bamako (@ikakene) 2018年3月12日
ノビチョク(Novichok)という神経剤は、ロシアが70年代に開発したVXガスの8倍の致死力があるBC兵器だな。
確か、軍用センサーでも探知困難で、通常の化学防護服が効かない化学兵器だったな(´・ω・`)
#週刊安全保障— シャル村長\\ ٩( 'ω' )و // (@charl_folife) 2018年3月13日
『拾った「香水瓶」は「神経剤」だった』とか怖すぎるな、拾った香水使うのもどうかと思うけど、あと、このノビチョクとかいうソ連が開発した神経剤、VXガスの5〜8倍強力らしいからLD50 2〜3μg/kgくらいやろうしめっちゃ強いわ、香水感覚で使用したら確実にあの世行くだろうなぁ pic.twitter.com/amHpjMRR3a
— 指笛奏者#引用RTする奴うざい@凍結 (@Aoi_miyabi1212) 2018年7月25日
いやいやノビチョクなんてイギリスの道端に落ちてちゃダメなものでしょ…
— Ryuichiro KANAI (@r_kanai) 2018年7月25日
免責事項
ボクは科学者でも何でもない、タダの凡人です。
そこらへんで検索出来る情報(wikiとかの)をまとめただけです。
だから掲載されている情報の正確性については責任を負いません。
よろしくお願いしますww
もし、間違っているところがあったら、連絡ください。
修正するかもしれませんw